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夏曲といえば「若者のすべて」フィジファブリックが正中ど真ん中を突いてくる

好きな夏曲ランキング1位は?

夏曲といえば?

 

答えはこうだ…

 

若者のすべて」(フィジファブリック)

夏曲といえば…

夏曲といえばで「若者のすべて」は常に上位にランキングされる曲である。

僕が「好きぃィ〜〜」と感じる夏曲の基準として、

  • メロディ
  • 歌詞
  • タイアップドラマやCM
  • 思い出(個人的なもの)
  • 聞いていた時期(個人的なもの)

この辺を無い音楽頭で考えるわけだが「若者のすべて」に関してはオール5。全項目100点、満点合格「星!!3つですっ!!」

 

特にすごいのは多くの世代に支持されていることでしょう。

 

この前もTikTokにて、我々の持つZ世代のイメージだけで作られた服とメイクをした10代の女の子が好きな夏曲ランキングの中に「若者のすべて」をランクインさせていた。戦略的な我々世代へのアピールかもしれないけど。(平成7年生まれの僕はゆとり世代ど真ん中)

 

どんな教育を受けていようが、平和ボケした我々の聴覚野にガツンと夏パンチを食らわせる秘密があるんだろう。

若者のすべて」はなぜ人気なのか

若者のすべてが様々な世代に人気があり、夏曲として認知されているのは「夏の終わりの物寂しさ」を強く感じられるからだ。これは間違いない。

 

音楽って、その人の記憶とリンクして曲に対する思い入れが決まるものだと思っています。僕は音楽って「思い出補正」が強く働くものだと思っています。

 

思い出補正って?

思い出補正(おもいでほせい)とは、昔経験した内容が美化されることを意味する2ちゃんねる用語である。主にアニメや映画、テレビゲームなど昔の作品が思い出により補正され面白く感じている現象のことを指す。

 

これって他のコンテンツに比べて音楽が圧倒的に特徴的だと思っていて、音楽って基本的に何かしながら聴くか、何かのお供としてあるものですよね。

 

通勤中とか、勉強中とかドライブ中に聴くとか。CMとかドラマの挿入歌としてあるとか。音楽だけに集中して座り込んでアルバム一曲聴き切るとかコンテンツ飽和時代の今、やってる人いないんじゃないでしょうか。

 

ドラマや映画の挿入歌に加え、シングル曲なんかはほとんどMV(ミュージックビデオ)が作られるのが当たり前です。「知覚」する際は視覚情報が8割以上を占めているとも言われていますしね。だから音楽って記憶と結びつきやすくて、思い出と固くリンクして、離れないんですよね。いい思い出や良い映画と音楽がリンクすればその音楽も思い出補正が働いてより良いものに聞こえてくるというのは、皆さんも経験あることだと思います。

 

前置きが長くなりましたが、

 

若者のすべてはこの思い出補正がやたらと働く何かがある気がするんですね。

夏曲「若者のすべて」のエモいポイント

エモいという言葉はすごく嫌いだけど、見出しとして分かりやすい表現なので使いました。誰かが言ってた気もするけど、エモいって陽な情緒ってよりは物寂しいとか哀愁深いとかノスタルジックを感じるとか隠な情緒ってイメージだよね。ちょっと心がキュッとなるような感覚。じゃあそう言えよっ俺も思うんだけど、人間っやっぱ楽したがる生き物だから、意味合いを包含してる「エモい」が便利なんだな。

イントロが夕方5時のチャイムみたい

まず若者のすべてはイントロが良い。

バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン ィィィッ...ッカッッッ!!

 

真夏のピークが去った〜♪

 

とAメロが始まるが、この「バァァァン」が、子供の頃に近所で流れていた夕方5時のチャイムを連想させてくるのだ。実際のところ、私の地域で流れていた曲と全然違うっちゃ違うんだけどなぜかその情景が浮かぶのだ。

 

www.youtube.com

 

曲は違うけどこんなやつ。

ちなみにこちらのチャンネルではいろんな地域の時報やチャイムが聞ける。各地に赴いて録音しているようなのでなかなかの変態である。

なんだか寂しい気持ちの時には、地元のチャイムを検索してみるととても懐かしい気持ちになれるのでおすすめです。

 

正直そんな似てない。歌詞に出てくる「夕方5時のチャイム」にかなり引っ張られているのかもしれないが「バァァァン」が懐かしさをくすぐる音である気がしている。

 

開始1秒のドラムが最高にエモい←

よく聴くと「バァァァン」の前にドラムの音が入ってる。

「チィィィッ...ッカッッッ!!」

バァァァン バァァァン バァァァン バァァァン …と続くイントロなのだが、「チィィィッ...ッカッッッ!!」がとても好きだ。

ぶつ切りで突然音楽が始まる感じも、いきなり夏が終わってしまうのでは無いかという物寂しさを感じる。

 

懐かしさを感じるコード進行

youtu.be

音楽に関して専門的なことは一切分からないが、ドクターキャピタル大先生曰く、

「安定感のある和音(Ⅰ)」「優しさや美しさ、切なさを感じる和音(Ⅳ)」「力強さを感じる和音(Ⅴ)」これらで「若者のすべて」は構成されているらしい。

(専門的な話はぜひ動画を見てください)

 

大先生はそれらの和音を「安心感を感じる自分の家(Ⅰ)」「愛する人の家(Ⅳ)」「それらに向かって力強く歩く感じ(Ⅴ)」と表現している。

 

つまり「安心感を感じる我が家から愛する人の家に行く時のワクワク感」と「愛する人の家から我が家に帰る時の物寂しさ」が夏の終わりを感じてしまう音楽的な要素だと言える、のかもしれない。

また、愛する人の家から我が家に帰ったときの「あーやっぱ落ち着くわ〜感」もこのコード進行から感じることができるらしい。

 

この動画を見て、若者のすべてが私にここまでノスタルジーを喰らわせる理由がわかった。歌詞や思い出補正に加えて音楽的にそのようなパワーも持っていたわけだ。

 

自分に落とし込めるなら…

地元を離れ10年過ごしているがやはり安心感のある実家の音

 

でも地元に留まっていても人間的に枠の小さい人間になりそうだからとにかく力強く遠くへと行ってみたいと思っていた気持ちの音

 

離れたこそからできた愛する人や繋がり、漠然と憧れていた「都会」の音

 

が組み合わさっていたという感じ。

 

この方の動画は無料で見るのが勿体ないと思えるほどの内容ばかりなのでぜひ他の動画もご覧ください。

 

この記事は老化とともに追記予定